MT5のストラテジーテスターでスプレッドを設定する。
環境
- OANDA MetaTrader 5: 5.00 build 4040
- MetaEditor: 5.00 build 4040
手順
ストラテジーテスターでスプレッドを設定するには
- ストラテジーテスターの「設定」タブをクリックする。
- 「銘柄」の行の右端にあるアイコンをクリックする。
- 「テスト済みの銘柄」で「スプレッド」をダブルクリックする。
- 設定したいスプレッドの数値を入力する(ポイント単位。1ピップス=10ポイント)。
- 「YES」ボタンをクリックする。
とする。
MT4とMT5の違い
MT5では限定的な固定スプレッドになる
MT4の場合、例えばスプレッドを10と設定すると、
ASK=BID+10
となると思う。
ところが、MT5だと
ASK≧BID+10
となる点に注意。
MT5の場合、スプレッドの初期値は「フローティング」であり、変動スプレッドが適用される。ここでスプレッドを10と設定すると、すべてのスプレッドが10になるわけではなく、10未満のもののみが10になる。
例えば、変動スプレッドが
8 9 10 11 12 11 10 9 8
のように変動していたとする。ここでスプレッドを10と設定すると
10 10 10 10 10 10 10 10 10
とはならず、
10 10 10 11 12 11 10 10 10
のように10未満の数値のみが10に置き換えられる。
MT5ではスプレッド設定がモデルによっては反映されない
MT5でスプレッド設定が反映されるのはモデルが①「全ティック」、②「1分足OHLC」、③「始値のみ」+「M1」のときだけのようである。
「始値のみ」+「M1」で先ずバックテストし、その後で足の種類を「M1」以外に変更してからバックテストした場合も反映されているように見える。しかし、いかにも裏技的な使い方で、ちゃんと反映されているのか不安はある。